公共政策学:ラスウェル
Laswell, Harold D. and Abraham Kaplan(1952) "Power and Society" Kegan and Paul
「ofの知識(Knowledge of process)」‐公共政策のプロセスに関する知識
公共政策のプロセスには政策決定、政策実施、政策評価という段階があり、「ofの知識」によって、どのように各段階が行われているかが示されている。例えば、政策決定の段階に関しては、どのように問題が認識され、公式のアジェンダが設定され、政策代替案が形成され、決定が行われるのかが示されるのである。また「ofの知識」では、政策プロセスに参加しているアクターとその行動に関して、どのようなアクターが参加し、どのような利益やアイディアを融資、どのような制度から井蛙y区を受けているかが示され、さらにそれらが政策にどのような影響を及ぼしているかが示されるのである。
「inの知識(Knowledge in process」‐公共政策の決定に投入される知識
特定の政策問題に対する解決案となる公共政策を決定する上では、多様な知識が要求される。まず「inの知識」としてあげられるのが、政策分析によってもたらされる知識である。特定の政策問題に関して、その問題の構造化、問題状況の予測、政策案の事前評価といったさまざまな分析が行われるが、その政策分析による知識は政策決定を行ううえでの判断材料となる。また「inの知識」としては、公共政策そのものに関する知識がある。政策体系や政策の構成要素に関する知識といった公共政策そのものに関する知識がまずなければ、政策を構築することはできない。さらに、「inの知識」としては、個別政策領域に関する専門知識も含まれる。
秋吉貴雄・伊藤修一郎・北山俊哉(2010)『公共政策学の基礎』、有斐閣ブックス、p.20

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